5月17日(土)27日(土)の両日に渡り、止揚学園創立60周年記念の会「思い出が照らす方へすすむ会」を行ないました。
1962年に創立された止揚学園は、昨年の夏に創立60周年を迎えましたがコロナ禍だったため、1年の延期を経ての開催となりました。
また、2020年8月に完成した、新本館・西館のお披露目と、4月に発刊された創立者の故福井達雨と現園長の福井生の共著「優しい思い出は未来を照らす」の出版のお祝いも同時に行ないました。
職員、家族の会、お手伝い下さる方々で朝に集まり、心を一つにして祈り、来客の皆様をお迎えする準備をしました。
「久しぶりに皆様にお出会い出来る!!」ドキドキ、ワクワクの瞬間です。
両日合わせて500人の方々が全国から集って下さいました。
一部の礼拝
司会は能登川教会牧師で汀会評議員の山本香澄先生
礼拝のお話では同志社大学神学部教授の小原克博先生より、マタイ25章31~46節から「この最も小さい者たちの一人に~止揚の力が向かう未来」と題してメッセージをいただきました。
「止揚とは、二つのものがぶつかり合って新しいものが生まれるという意味。止揚学園は障がいのある人とないとされる人が共に新しいものを生み出す宿命を持った施設です。聖書は最も小さな者こそ神につながっていくと語っている。私たちは小さく弱くなった人々に何が出来るか問われています。」
祝祷、汀会評議員の宇山進先生
汀会理事長、福井光子より感謝のことば
「60周年に寄せて」13日は汀会評議員で株式会社近江兄弟社会長の山村様より、25日は社長の辻様よりお言葉を賜りました。
お一人お一人から賜った温かいメッセージに、新しい一歩を踏み出す大きな力を頂きました。
家族の会を代表しての西川様からの感謝の言葉
-2部-
13日のみですが、韓国から駆けつけてくださいました崔さん(初めての外国からの研修生)はじめ6名の皆様による韓国の民族楽器ヘグム演奏。優しいヘグムの調べに会場が全体が癒されました。
止揚学園の仲間たちのあいさつ
このコロナ禍で3年以上人に出会うこと、言葉をかわすこと、握手をすること、歌うこと、踊ること、止揚学園のみんなが一番大好きなことが制限されてきた日々。
今日の日をどんなに待ち侘びたことでしょうか。
「いっぱいいっぱい、うれしい」仲間たちの笑顔がはじけた瞬間でした。
今日の日に向けて、毎日まいにちみんなで練習をしてきました。
仲間たちは本番に強いです。2日間とも素晴らしい舞台となりました。
今日が最高の挨拶でした。皆、素敵です!!
新しい建物が出来た嬉しい気持ち、お支え下さる多くの皆様への感謝の気持ちを込めて、止揚学園オリジナル曲「大切なみんなの家」を歌うと、会場からは大きな拍手と手拍子が湧き起こり、参加して下さった皆様の明るい優しい笑顔が印象的でした。
やはり仲間たちにはすべての人を笑顔にする大きな力が与えられていること、この素晴らしい恵みを多くの方に届けていく使命が止揚学園には与えられていること、コロナが収束した今、改めて、人間には人間との出会いが必要なのだと、しみじみと感じたひと時でした。
「優しい思い出は未来を照らす」の出版をお祝いして、13日にはいのちのことば社専務の峯島さまより、27日には社長の岩本さまよりお言葉を賜りました。
多くの方に読んでいただけたら嬉しいです。ご注文はいのちのことば社さまか、止揚学園までご連絡下さい。
ラストは創立60周年記念講演、止揚学園園長の福井生が感謝の言葉を心込めて伝えます。
「仲間たちとこれまで歩んできた日々には色んな大切な思い出があります。優しい思い出が照らす未来へ、仲間たちと皆様の温かい命をエネルギーにして、これからも前にすすんでいきたい」
熱くあつく語りました。
本当にありがとうございました。