アドベントカレンダーにろうそくのあかりがが4本灯りました。
もうすぐクリスマスです。
クリスマスを前に、長く共に歩んできた武彦さんがご病気のため神様のところへ旅立たれました。12歳で入園され、55年という長い年月を止揚学園で過ごされ、最後はみんなに手を握られて武彦さんの大好きな止揚学園で看取ることが出来ました。
武彦さんと向き合った地上での最後の時間は、静かな優しい温かい時間でした。
いつもと変わらないの日常の中で、武彦さんが天国で、お父様、お母様、そして天国のみんなと出会い、一緒に私たちをニコニコと見守ってくれてます。
仲間たちも職員も年を重ねる人が多くなりました。「生きること」そして「死」と向き合う日々の中で、どんなときにも共に神様がいて下さって、そこに連なる大きな家族として下さっていることを感じます。
仲間たちと生活していると、そっと差し出される手、何気ない笑顔、いっしょにいる時間そのものが小さな灯となって私たちの心をいつも照らして温めてくれています。
武彦さんも私たちの心をいつもいつも温かく包んでくれていたことを思います。
神様のそばにいるとは思いつつ、やっぱり姿が見えないのはさみしいです・・・
先日、久友会の皆様がお餅つきをしてくださいました。
あんこもち、きなこもち、おろしもち、ごまもち、お雑煮・・・沢山のつきたてのお餅をいただきお腹も心もいっぱいいっぱいになりました。
沢山のお支え下さる方々の優しさや笑顔も、私たちの心をいつも照らし温めてくださっています。
本当にありがとうございます。
今年のクリスマスのテーマは「灯(ともしび)はみんなをあたためます」です。
街は華やかで光がいっぱいです。その中でも隅っこにおかれたりクリスマスをお祝いできる状況ではない方のことを覚えて、いま一度、クリスマスの本当の意味を考え祈りたいと思います。